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フケ対策は「成分・放置時間・続け方」の3つで考える

フケ対策の基本は、有効成分入りのシャンプーを正しく使い、落ち着いた後も続けることです。乾燥との見分け方と皮膚科の目安を解説します。

結論

フケ対策の基本は、フケ用の有効成分を含むシャンプーを頭皮に揉み込み、表示どおりの時間おいてから流すことを約4週間続け、変化がなければ別の成分に切り替えることです。落ち着いた後も週1回または2週に1回の使用を続けると再発を抑えやすいとされています。小さく白い粉状のフケで頭皮がつっぱる場合は乾燥の可能性があり、ケアの方向が変わります。赤みや腫れが強い場合、1か月試しても変化がない場合は皮膚科に相談してください。

フケはよくあるもので、一般人口の最大50%にみられるとする研究を紹介した2011年のレビューもあります。そして、地味ですが正しく続ければ対処しやすい悩みでもあります。

うまくいかない理由はたいてい3つです。すぐに洗い流している、すぐにやめている、そもそもフケではない。順番に見ていきましょう。

フケの原因:乾燥ではないことが多い

フケは頭皮のはがれ落ちで、かゆみを伴うこともあります。脂漏性皮膚炎の軽い形と説明されることが多く、皮脂を栄養にする常在菌マラセチアの代謝物が、敏感な頭皮を刺激すると考えられています。ただ、菌がいてもフケが出ない人は多く、仕組みはまだ確定していません。はっきり言えるのは、不潔が原因ではないということです。

ストレスや寒い季節に悪化しやすく、冬に増えて夏に軽くなる傾向もあります。

頭皮の乾燥によるフケとの見分け方

脂っぽいフケ頭皮の乾燥
フケの見た目大きめ、脂っぽい、白〜黄色っぽい小さく、白く、粉状
頭皮の感じベタつく、かゆいことがあるつっぱる、洗髪後にかゆい
主な要因皮脂、マラセチア、頭皮の敏感さ洗浄しすぎなどによるうるおい不足
ほかの部位眉、小鼻の横、耳の後ろ腕やすねも乾燥
合いやすいケア有効成分入りシャンプーを十分な時間低刺激のシャンプーとぬるめのお湯

どの行も単独では決め手になりません。全体の傾向で判断してください。

頭皮の乾燥が疑われる場合は、足し算より引き算です。低刺激のシャンプーに変える、よくすすぐ、お湯の温度を下げる、問題なければ洗う頻度を少し減らす、合わない製品をやめる、室内が乾燥していれば加湿する。この場合、フケ用シャンプーの成分で乾燥が強まることがあります。

フケ対策のシャンプーの使い方

1. 成分を1つ選ぶ

商品名ではなく成分表示を見てください。日本の店頭では、有効成分を明記した医薬部外品のフケ用シャンプーがあります。

成分特徴知っておきたいこと
ミコナゾール硝酸塩マラセチアに着目した抗真菌成分日本の医薬部外品のシャンプーに使われている
ジンクピリチオンフケ用シャンプーの定番成分多くの人が使いやすいとされる
ケトコナゾール抗真菌薬日本で使える形は皮膚科や薬剤師に確認を
サリチル酸フケをはがれやすくする菌に働くものではなく、敏感な頭皮は乾燥することがある
硫化セレン、コールタール海外のフケ情報でよく挙がる日本での入手状況は薬剤師に確認を

どれが一番というものはありません。手に入りやすく、髪色に合うものを選び、きちんと試してください。

2. 頭皮につけて、時間をおく

爪を立てず、指の腹で頭皮に揉み込みます。毛先には必要ありません。製品によって放置時間は異なり、5〜10分必要なものもあるため、表示に従ってください。泡立ててすぐ流すと、成分が頭皮にとどまる時間がほとんどありません。

3. 髪質に合わせて頻度を決める

米国皮膚科学会は髪質別の目安を示しています。細い髪、直毛、脂っぽい髪はこまめに洗い、フケ用シャンプーは週2回程度。太い髪やくせ毛は必要に応じて洗い、フケ用は週1回程度で、頭皮だけにつけます。

4. 約4週間で判断し、成分を変える

1か月で変化がなければ、同じ成分の別商品ではなく、別の成分に変えてください。2〜3種類試しても変わらなければ、次の手段は皮膚科です。

5. 落ち着いても、やめない

症状が落ち着いたら、週1回または2週に1回に減らして続ける方法が勧められています。

頭皮がかゆいときに避けたいこと

  • 頭皮へのオイル。 ヘアオイルのガイドで説明しているとおり、脂っぽいフケには合わない可能性があります。
  • 根元へのコンディショナーやマスク。 中間から毛先にとどめてください。
  • かきむしる、強くこする。 頭皮を傷つけ、かゆみを招きます。
  • フケを乾燥と決めつける。 脂っぽい頭皮に重い保湿をしても、助けにならないことが多いです。

フケではないこともある

乾癬、接触皮膚炎、頭部白癬、スタイリング剤の残留でも、フケに似たものが出ます。乾癬では銀白色の厚い鱗屑が生え際を越えて広がることがあります。ヘアカラーや新しい製品の後の赤みやかゆみは、接触皮膚炎の可能性があります。

よくある質問

フケを早く止める方法はありますか?

一晩で確実に止める方法はありません。浮いたフケはその日のシャンプーで流せますが、頭皮が落ち着くまでには数週間の継続が必要です。英国NHSは、フケ用シャンプーを最長4週間試してから判断するよう勧めています。

フケと頭皮の乾燥はどう見分けますか?

大きめで脂っぽく、頭皮がベタつくならフケ(脂漏性)の傾向、小さく白い粉状で頭皮がつっぱり、腕やすねも乾燥しているなら乾燥の傾向です。どちらかは見た目だけでは判断しにくいため、4週間のケアへの反応も参考にしてください。

フケは洗いすぎが原因ですか? 洗わないほうがいいですか?

脂っぽいフケでは、洗わないことが対策にはなりません。不潔が原因ではありませんが、洗髪の間隔が空くと目立ちやすくなります。一方、乾燥が疑われる場合は洗う頻度を少し減らすのが合うことがあります。

頭皮がかゆいのにフケが出ないのはなぜですか?

かゆみだけでは原因を絞れません。製品への反応、シャンプーのすすぎ残し、熱すぎるお湯などがよくある要因です。新しい製品を使い始めた後ならまず中止を。一か所だけのかゆみや痛み、ヒリつきは皮膚科で見てもらいましょう。

フケに頭皮用オイルは使えますか?

脂っぽいフケがある場合はおすすめしません。関係するとされるマラセチアは脂質を栄養にするためです。臨床試験で確かめられたわけではありませんが、用心として、オイルは毛先だけにとどめるのが無難です。

フケが出ると抜け毛も増えますか?

軽いフケ自体が抜け毛を起こすわけではないとされています。ただし、かきむしると髪が切れることがあり、炎症が長引く場合は別です。部分的な脱毛や痛み、厚いかさぶた状のものがあれば受診してください。

Kera はヘアケアに関する情報を提供するもので、医療上の助言ではありません。病気の診断や治療は行いません。急な抜け毛や部分的な脱毛、頭皮の症状がある場合は医師にご相談ください。